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日記

2018-08-04

籤引渡世、雷神が出た

 シャットダウン確認後、身支度を整えた。最後のカギをかけてから、自室を離れた。草小説と草随筆の文案を交互に練りながら、町の中心に向かって歩いた。各所でイベントの準備が熱心に進められていた。だが、俺にはほとんど関係なかった。又、不思議に興味も湧かなかった。
 駅前の両替屋に行き、現金を補充した。近くにある百貨店に行き、必要なものを買った。帰路の途中、弁当屋に寄ろうとしたら、ガラス戸に「只今準備中」のメッセージが貼りつけられていた。ガラス越しに、店の奥(厨房)でおっちゃんとおばちゃんが忙しく動き回っている姿が見えた。
 どうやら、どこかの団体から大量注文が入ったらしい。時々、こういうことがある。俺は幕の内を諦め、弁当屋の前を去った。自宅近傍のスーパーに行き、食べものと飲(呑)みものを買った。

 帰宅後、浴室に行き、シャワーを浴びた。体を拭き、服を着た。居室に行き、晩酌を始めた。缶入りハイボールの封を切り、氷片を盛り上げたタンブラーに、中身を注いだ。同缶の表面には「WHISKY HIGH BALL」と刷り込まれている。ウイスキー・ソーダならばわかるが、ウイスキー・ハイボールというのには、いささか違和感を感じる。まあ、いいけど。
 ラジオ(の野球中継)を聴きながら呑む冷たい酒の味は格別である。晩酌を始めてから、半時間ほど経った頃であろうか。戸外に異常が発生したのは。ぴかっ。ごろごろごろごろ。雷光が閃き、雷鳴が轟いた。俺は大慌てでバルコニーに行くと、物干し台に吊るした脱水ジーンズを屋内に取り込んだ。

 数分後、いわゆる「バケツをひっくり返した」ような猛烈な雨が降り出した。久々の降雨になるわけだが、それにしても激しい。窓の向こうに展開する荒天を俺は呆然と眺めていた。降り始め同様、その終りも唐突だった。露台に出て、上空に視線を移すと、天然の画布に、夏の星々が煌めいていた。

※以上は「3日の日記」です。昨日書けなかったので、今日書きました。
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