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日記

2017-04-21

双六渡世、吸血鬼に遇った

 夢の中で「映画」を観た。ゾンビものとヴァンパイアものを組み合わせただけの三流ホラーである。三流ではあるが、俺自身も「役者の一人として」出演しているので、恐怖度と迫真度は極めて高い。序盤中盤は化物優勢、終盤に入り、ようやく人類の反撃が始まる。
 俺は戦うのが苦手だし、向いているとも思えないから、もっぱら逃げ回っていた。死霊の大群に追いかけられて疲労困憊。ホテル風の建物に避難し、ドアのひとつを開けてみると、何故かそこは割烹風の居酒屋になっていた。わけがわからないが、ここは夢の世界、何が起きても不思議ではないのだ。

 ドアを閉じると、奇妙な安心を覚えた。ゾンビもヴァンパイアも「この店には決して来ない(来られない)」ことを悟ったからだ。明確な理由はない。夢に理由を求めてはいけない。求めること自体がナンセンス。
 居酒屋の外では、猛烈な戦闘が繰り広げられている(らしい)のだが、怖くてドアを開けることができなかった。戦いは人類側の勝利に終わったわけだが、敵の総大将(ヴァンパイア)は討ち損なったようだ。続篇の上映を匂わせているつもりらしいが、こんな映画は二度とゴメンだ。疲れてかなわん。

 翌日(つまり、今日)の朝が来た。枕辺のアナログ時計が「7時」を示していた。布団を出て、台所に行き、湯沸かし器にミネラル水を注いだ。
 沸き立ての湯で、インスタントコーヒーを淹れた。寝室兼居室に戻り、阿刀田高の『シェイクスピアを楽しむために/第12話・リア王は乱れる』(新潮文庫)を読みながら、熱いやつを飲んだ。実に面白い。最良の入門書だ。
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  1. >夢はそんなもんですからな。

    この夜の夢は妙に長かったですね。実際の上映(?)時間は不明だけど、少なくとも、そう感じました。
    途中で「ああ、これは夢だな…」と、夢の中で感づいていたような気もします。それも夢の内なのかも知れませんが(苦笑)。

    闇塚 鍋太郎 2017-04-21 18:37
  2. 夢はそんなもんですからな。私もよくあります

    もわ(=゜□゜)ノ(なんかくれ)

    IXIもわ 2017-04-21 12:57