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完結

白亜灯台幻燈綺譚

しおり 1

PV 2326

最終更新日 2015-04-18

概要

あの日の約束を忘れることはきっとない。


作品説明

 瀬戸内海に浮かぶ『朧島(おぼろじま)』
 穏やかで、限りなくゆっくりと流れる時の中で自然とともに生きてゆく。
 すべてを忘れ、何事にも心動かさず、ただ静かに……
 
 田舎暮らしの理想郷とも言うべきこの島には古くからの風習が多く根付いていた。

 その一つ。『呼び子』という役目を負った少年と島で暮らす子どもたちの物語。


「呼び子は誰かが負わんといかん役目や。それを負うたのが自分ってだけのはなし」
 潮風に向かい立ち、海猫と戯れる少年はあっさりとそう言った。
 海と空の境界線をぼんやりと見つめるその横顔は静かに微笑を浮かべていて。
 
 卑屈な諦めでも、絶望でもない。

 いっそ清々しいまでに、真っ直ぐで。泣きたいくらいに孤独な言葉だった。

 
 

 



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